ひらがなは女性が育てたもの。
2005年 04月 27日
本日は「絵文字」のお話である。
私の中で「絵文字」は
あるときまで、
女性が使うものである気がしていた。
で、なぜ、絵文字=女性なのか。。
結論から言うと
「女性の方が男性に比べて閉鎖的でなく、
いいものは積極的に受け入れるから」です。
これが、きっと答えだと思うんですよ。
ここでちょっとだけ歴史なんか紐解くと、
今、私たちが使っている文章は
「ひらがなの文章」に漢字が入り込んで、
できあがったものです。
で、そのひらがなは平安時代には「女性の文章」であった。
「男(貴族=官僚)は漢字、女はひらがな」という
区分があって、男の人はひらがなを
いっさい書かなかった(和歌を除く)・・・・
と橋本治さんの「わからない」という方法(橋本治著:集英社)で説明している・・。
で、多分、そのとき貴族たちは偉そうだったと思うんですよ。
今の官僚みたいに・・。漢字を使うことの優越感に浸って・・
でも結果的には日本語は女性のひらがなが母体になった。
優越感よりコミュニケーションを
選んだ女性たちの言葉の方が
時代に選ばれたんだと思うのです。。。
100年後くらいに
近未来の国語学者が、
「そもそも、絵文字の歴史は、女性が・・・」
なんって言ったりする時代がくるのでしょうか。(^^;)
*写真の「やわらか」のデザインは、佐藤卓さんです。
by papas8559
| 2005-04-27 12:30