愛するパートナーと人生のパートナーは違う
2006年 03月 08日
作家・橋本治さんは、
「愛するパートナー」と「人生のパートナー」とは違う、という。
~「愛する2人」が共有するのは、「愛」だけで、
まだ「人生」を共有していないからである。<中略>
「愛し合う」というのは、人の一生でそうそう簡単に起きるものではない。
だから、そういうものとは一生無縁な人もいる。いくらでもいる。~
たしかに、愛ばかりでなく
恋にも無縁なヒトはいるだろうなぁ・・・
で、橋本さんは、こう結ぶ。
~現代では、「愛の必要」だけが力説されて、「人生の必要」は
まったくと言っていいほど力説されない。
<中略>
「人生より愛が上だ」というのは、人間関係に飢えて、
しかも人生を生きるためのノウハウをまったく知らずにいる
ガキの発想なのである。愛は短い、しかし人生は、
人生の間だけ続く長いものである。~
少年向けのコミックにかかれたものなので、
言葉は過激ですけど、この文を読んで、
あらためて、一生、恋なんかできないヒトも世の中には、
いるんだよなぁ、とふっと思いましたわ。
だからなおさら
「人生は、人生の間だけ続く長いものである」という
言葉はズッシリと重いですね。
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引用:失楽園の向こう側(橋本治著:小学館刊)
by papas8559
| 2006-03-08 21:33