会社が好き? 職が好き?
2005年 09月 04日
「就職」という言葉は「職に就く」と書く。
決して会社(ブランド)に就くわけではなく、「職に就く」のだ。
京都では、組織に属さないで、
個人の才覚で生活できるマーケット(職)が潤沢に存在する・・・。
手描き友禅、蒔絵、古道具の再生、和菓子、
京人形、陶磁器、織物、金彩、紙漉き、竹芸、表具師、能面師・・・
「京都では昔から、
自分の才覚で生計を営む者をもっとも尊ぶんですよ」
~梅棹忠夫~
キャリアアップとか、スキルアップとか、
数値に置き換えられるものが流行ってますけど、
「職」って、もっと情熱を傾けるような
青臭いものでもあるはずなんですよね。きっと^^
追伸:34歳で東京から京都へ転居した女性ライターが執筆した「京都スタイル」(甘里君香著:新潮文庫:400円)は、久しぶりにニッポンにもいいところあるじゃんと思わせてくれる本でした。私にとって、それは民俗学者の宮本常一さんの「忘れられた日本人」以来かも。ちょっと大袈裟ですが。その他、京都ガイドブックとして読んでいても損はないと思われる本どす^^
・ぶつぞう入門(紫門ふみ著:文春文庫)
・京都 格別な寺(宮元健次著:光文社新書)
・芸子峰子の花いくさ(岩崎峰子著:講談社文庫)
by papas8559
| 2005-09-04 14:10