生き物の基本は、オンナである!
2009年 08月 19日
話は唐突に始まる・・・
卵子は完全無欠なのだ。どんな卵子も。
いっぽう、精子は完全無欠のものと、ちょっと残念な精子がある。
完全無欠な卵子と精子が結ばれれば、
女の子が生まれる。
そして、完全無欠な卵子とちょっと残念な精子と結ばれると、
男の子が生まれる・・・・。
そんな嘘のような本当の話が
分子生物学者・福岡伸一さんの
「できそこないの男たち」(光文社新書)には書かれている。
さらに男女間という横軸ではなく、
時間という縦軸でみた壮大な話も展開される・・・。
~地球が誕生したのが46億年前。
そこから最初の生物が発生するまでに
およそ10億年が経過した。そして生物が現れてからさらに10億年、
この間、生物の性は単一で、すべてがメスだった。
生物の基本仕様-----それは女である。~
少しだけ満員電車の吊革へつかまる男性陣が、
愛おしくなります^^
ふだんは私を含めて嵩張る存在ですが!
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ブログ再開してます。2009年夏。
『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』など、福岡さんの本は評判が高いのですが、とにかく最大の魅力は、意味を理解せずとも読み進ませてしまう文章力です。流麗であるがうえに、やめられないというのが正しいのか・・・。とにかく美しい!
by papas8559
| 2009-08-19 23:59