収穫後、完売。木村さんの奇蹟のりんごとは?
2006年 12月 09日
東京、広尾にシェ・ノグチというレストランがある。
昼に一組、夜に一組しかお客をとらない店だ。
当然のごとく素材にこだわり、今、楽しめる食材のひとつが「りんご」という・・・。
そのりんごは、ただのりんごとも言えるし、奇蹟のりんごとも言える・・・
突然だが、
りんごを無農薬、無化学肥料で育てる
大変さは、何度か耳にしたことがある。
でも、当たり前だが私には、その大変さは何もわからない。
りんごに虫がいれば、当然、薬(農薬)をまきたくなる。
でも、無農薬ではそれをやらない。
生活の糧になるりんごが虫に食べられても、
指をくわえるだけだ・・・。
NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介された
青森県のりんご生産者の木村秋則さんは、
自らの手のかぶれから、
無農薬、無化学肥料栽培へ切り替えた、という。
しかし、無農薬に切り替えても3~4年はほとんど収穫がなく、
キャバレーの呼び込みで糧を得る・・・。
そして6年。
絶望的になった木村さんは、
いっこうに改善されないりんご畑を後に、
自殺をするためにロープを手に岩手山へ・・・。
だが、そこで目にしたドングリの木で
栽培のヒントをつかんだという。
「なぜ山の木に害虫も病気も少ないのだろう?」
疑問に思い、根本の土を掘りかえすと、手で掘り返せるほど柔らかい。
この土を再現すれば、りんごが実るのではないか?と。
そして8年目。木村さんのリンゴ畑に奇蹟は起きた。
リンゴの果実が確実に実ることを
約束する花が満面に咲いたという・・・・。
・・・・・冒頭の東京・広尾のレストラン、
シェ・ノグチのりんごは、まさに、木村さんの畑のりんごだ。
そして、いまでは、木村さんのりんごは、
収穫後(収穫前から?)、即、完売となるという。
私などには、その想像も絶するような体験はわからない。
ただ、一見、物語のようにも聞こえる「自殺」と「ヒント」という
隣合わせの言葉は、哲学者・ニーチェの言葉を思い出させた・・・。
~あなたを殺さないものは、あなたを強くする~
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by papas8559
| 2006-12-09 23:59