言葉と本と季節の交差点。 テーマは恋愛・セックス・心模様・自然・科学・デザイン・漢字・詩・ときどき経済・歴史・ITなど。つまり何でもありです。 リンクはフリーです!


by papas8559
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(前編)セックスとラブホテルと街の関係


ランキング10位ありがとうございます。
タイトルに興味があり、時間がある方は、下記のクリックをぜひに^^  
いつもと、ちょっと違う感じの文ですが、私がここのところ関心がある
テーマのひとつです。明るくはありませんが・・^^





東電OL殺人事件・・・・。

記憶に残っているヒトもいるだろう。知らないヒトもいるだろう。
ただ、私は、この事件に衝撃を受けた一人だ。

事件の内容は、こうだ。
東京電力に勤めている役職のあるエリートOLが
シゴトが終わると、夜な夜な、
渋谷の円山町(まるやまちょう)で売春を繰り返し、
お客とのトラブルが原因か、刺殺された事件だ。
渋谷の円山町とは、ラブホテルが密集した地域である。

この事件については、
ジャーナリスト・佐野眞一さんの著書「東電OL殺人事件」(新潮社)に詳しいが、
私がこの事件に興味を持ったのは、
お金にも不自由しない彼女が売春する動機だった。
それが知りたくって、本を読んだのだが、そこまで描かれてはいなかった。

なにが、彼女を売春に駆り立てたのかは、わからなかった。
(当たり前だが、親が取材拒否した背景や、彼女とつき合いのある人が
あまりいなかった背景もあり、そこには言及されていない)

ただ、ひとつだけこの本を読んで、
鮮明に覚えているのは、渋谷の円山町(まるやまちょう)という場所のことだった。

著者の佐野さんは、彼女の生まれ故郷と、
渋谷の円山町を歩き、その2つの立地条件が似ていると書いていた。

渋谷の円山町は、渋谷駅の谷底から昇りきった頂上に位置し、
円山町を通り過ぎると、また下り坂になり神泉という駅にたどりつく・・・。
簡単に言えば高台になっていって、
その起伏が、彼女の生まれたところと酷似するという。

動機が知りたかった私は、
いつしか 興味の対象が円山町という場所に移り、
一人でゆっくり歩いてみたい という思いに変わった。

なぜだかわかないのだけど、
その場所に「何かのチカラ」が宿(やど)っている気がしたのだ。
すごくいい加減に言ってしまえば、
「場所」も彼女の売春にチカラを貸したような気がしたのだ・・・。

ただ、そんなことも忘れて(もちろん、歩くこともなく)、
数年経った現在、ひょんなところで渋谷・円山町に再開した。
しかも、私が勝手に考えていた
「場所のチカラ」を肯定するものに出合ったのだ・・・・・。

(後編)に続きます^^

by papas8559 | 2006-10-13 22:00